先物オプション,詳しく学ぶ

[詳細] コールオプション・プットオプション

この記事ではコールオプションとプットオプションについて詳しく解説していきます。買う権利、売る権利と言われますが身近にそういったことが無いので最初は悩まれるかもしれません。ただ分かってしまうとかなりシンプルなので身近な例を無理矢理使って説明したいと思います。

BuzzBullコンサルをまだ受けていない方は、是非一度受けてみてください。先物やオプションなどを使ったデリバティブトレードが無料で学べます。ZOOMによるリモートサービスもあるので興味のある方は下記アドレスまでご一報ください。

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はじめに

オプションとは、デリバティブトレードの一種です。筆者は金融機関でディーリング業務を行っていた経歴がありますが、オプショントレーダーはひとつまみの人間にしかオファーが無く、極めて難しい最高難易度の運用方法といっても過言ではありません。故に、損失するときは壊滅的に損失することがあるのでしっかりとリスクヘッジ対策を施してください、「リスクヘッジ対策って何ぞや?」「よく分かんない・・・」と言った方は下の記事をご覧ください。

もう一度言いますが、リスクヘッジ対策をしていないといつか必ず壊滅的ダメージを受けるので要注意です。例えるならリスクヘッジ対策を施さないのは、防護服を着用せずにコロナ病棟で仕事をするようなものです。

オプションの知識を身に付けると単一で売りたくなりますが、それは防護服を着用しない行為ということをよく覚えておいてください。これはBuzzBullコンサルでは耳にタコができるくらい話していますが、本当に大事なことです。

では本題に移りましょう。

オプションには2種類しかない!

タイトルやサムネにもありますが、オプションはコールオプションとプットオプションの2つしかありません。これを買ったり売ったりするわけで行動パターンも2種類。つまり全部で4種類しか選択肢がありません。

  • コールオプションを買う行為
  • コールオプションを売る行為
  • プットオプションを買う行為
  • プットオプションを売る行為

です。

更にコールオプションとプットオプションは考え方は同じなので、どっちか覚えればもう片方も理解できます。オプションは難しいですが、このコールオプションとプットオプションの理解は超簡単です。

参考書には原資産という言い方をしますが、分かりやすく下からは先物と言います。筆者は原資産で覚えましたが先物って書いといてくれよと覚えた後で愚痴ったので先物で統一します。異論は認めません。

コールオプション

先物を特定の価格で買う権利を言います。例えば「コールオプション30,000」というのは、日経平均先物を30,000円で必ず買える権利を指します。「コールオプション30,000」を持っている投資家は例え日経平均先物が50,000円でも30,000円で買えるし、日経平均先物が10,000円でも30,000円で買えます。

実際には日経平均先物が10,000円なのにわざわざ20,000円多く出して30,000円で買う人はいないので権利を放棄することになります。

逆に、「コールオプション30,000」を売った人は義務を負うことになるので、「コールオプション30,000」を使った人がいればそれに必ず応じなければなりません。

プットオプション

先物を特定の価格で売る権利を言います。例えば「プットオプション25,000」というのは、日経平均先物を25,000円で必ず売れる権利を指します。「プットオプション25,000」を持っている投資家は例え日経平均先物が10,000円でも25,000円で先物を売れるのです。

オプションはどこかの機関が発行しているものではなく、売りたい投資家が自分で生成して売ることができます。これらオプションを買ったり売ったりすることをオプショントレードと言います。

でもちょっと気持ち悪いのが「買う権利(コールオプション)を買う」とか「売る権利(プットオプション)を売る」といった表現ではないでしょうか?

オプションの分かりやすい例え

例えるならば保険がオプションと酷似しています。

貴方が自動車保険会社に務めているとして、自動車保険に加入したい者へ保険を販売します。するとそこには保険という目に見えないものを新たに生成して販売することになります。そして毎年加入者から保険料という名目でお金を受け取るわけです。

ところが加入者が事故を起こしたら必要に応じて損害が発生する可能性がありますよね。場合によっては加入者が今まで支払ってきた金額以上の損害賠償を請け負うかもしれませんし、加入者が無事故の場合は逆に儲けもんですよね。

オプションを買う行為は自動車保険に加入する人で、

オプションを売る行為は自動車保険会社側の立場です。

そんな感じです。

八百屋さんを例えにします [コールオプション編]

ある村に八百屋さんの店主がいました。毎年秋には松茸を仕入れますが、今年はどうやら松茸が豊作の噂が出ていて運よく耳にすることができました。しかし豊作だと1本あたりの単価が落ちてしまうのでもっと儲けたいと欲を出した店主は松茸を1本1万円で買えるクーポンを1枚500円で販売することにしました。例え不作でも去年の価格よりかは下だろうと思ったのです。去年は1本12,000円で販売していた為、それを知った常連様が殺到したのです。

八百屋のイラスト(建物)

お金の流れ

この時点では八百屋さんは500円の儲けです。主婦は500円の損失になります。

オプション的に言うと、八百屋の店主は1万円のコールオプションを主婦に売りました。主婦は1万円のコールオプションを500円で買ったことになります。

しっかり豊作の場合

なんと悪い店主でしょうか・・・。今年は超豊作となり、他の八百屋さんと同額の1本5,000円で販売することにしたのです。最低ですね。

つまり主婦が500円で買ったクーポンはゴミになってしまったわけです。店頭に行けば5000円で買える松茸をわざわざ1万円で買えるクーポンを使って買う訳ないですもんね。

めっちゃ不作の場合

なんということでしょう!今年は歴史的な不作となってしまい1本あたり30,000円で販売せざるを得ない状態になってしまいました。

当然、主婦は松茸を1万円で買えるクーポンを持っていたのでこれを使って松茸を1万円で買いました。本来なら3万円だして購入していたはずの松茸を1万円で購入しているので、2万円分お得に購入できたわけです。

ただクーポンを買うのに500円支払っているので、実質儲け分は19,500円です。八百屋の店主はクーポンを販売したときの500円を受け取っているので、実質損失分は19,500円になりました。

骨董品店で例えます[プットオプション編]

骨董品好きなオーナーが骨董品店を開いています。本日仕入れた幻の壺はなんだか高く売れそうな気がします。しかし店の財政状態が芳しくない状態でこの幻の壺をお客さんに買ってもらおうと思いました。

お金の流れ

店主はお客さんに将来5万円で売れるクーポンを1000円で売りました。安いですね。

本当に幻の壺になった場合

なんと幻の壺は市場価格で100万円の値を付けました。中国の骨董品愛好家の人が買い付けにきたようです!

お客さんのクーポンはゴミクズに

普通に売れば100万円なのにわざわざクーポンを使って5万円で売る人はいませんよね?

ただの壺だった場合

幻の壺が幻のまま終わってしまいました。値が1万円を付けたのです。この場合、5万円で売れるクーポンが光るわけです。クーポンを使えば4万円もお得に売れるので、当然お客さんはこの権利を使ってきます。

売り手の損失は無限大

筆者が言いたいことは、八百屋の店主は当初「せいぜい不作でも1万2,000円は超えないだろう」と踏んでいたことです。それが実際にはその2倍以上の3万円の値を付けた訳です。こういったことはオプション市場ではよくある話です。

実際にどれぐらいの価格が動くかというと、オプションは単位が1,000倍です。先物が予想外の方向に100円動くとオプション1枚に付き100,000円も損失してしまいます。ところが先物が良い方向に100円動いたとしても売り手は100,000円が儲かる訳では無いのです。儲けはどこまでいってもクーポン販売時の売上のみです。

実際の先物オプション価格を用いて

参考:HYPER SBI

スクショしたのが朝5時26分時点で気配値がちょっとおかしいですがあんまり気にしないでください。

あなたが28,000円以下には先物が下落することはないだろう踏んでプットオプション28000を売ったとします。その時に獲得できる最大利益は600円(つまり600,000円)になります。どれだけ先物価格が上昇したとしても60万円の利益は変わりません。日経平均先物が30,000円になっても、40,000円になろうとも60万円のままです。

ところが予想に反して日経平均先物が26,500円まで暴落してしまったとします。するとあなたの損失は90万円になってしまいます。

計算式:150万円の損失 – 60万円の利益 = 90万円の損失

※150万円の損失は28,000円から26,500円を引いた1,500円を1,000倍にして計算。60万円の利益はプットオプションを売った際に発生した利益のことです。

今回は26,500円で止まったので90万円程度の損失で済みましたが、これが25,000円まで暴落すると240万円の損失に、更に10枚売っていたら2,400万円の損失になっていました。

ところがどっこい

28,000円のプットオプションは600円になっていますが、27,000円のプットオプションは350円になっています。先物価格で1,000円差は100万円の差が生まれますが、オプション価格間では僅か250円(25万円)差です。

つまりボーダーラインを落とせば落とすほど利益は落ちますが、損失確率も落ちるわけです。

今の日経平均先物から何千円も離して売ればいいんじゃないの?

って思った方はいますか?例えば日系平均先物価格が29,000円の時で20,000円のプットオプションなんてどうでしょうか?9,000円も下落することなんて早々ない訳です。下の表をご覧ください。下落幅よりも下落率に注目してください。最もショック率の低い東日本大震災ショックで-16.1%です。29,000円に掛けて計算すると4,669円になります。次に大きいチャイナショックの28.3%で考えると8,207円になります。

[図表] 日経平均株価の下落幅、率、期間対比表
参考:大和ネクスト銀行

9,000円の下落は7年に1度という計算になります。これを本人(投資家)がどう捉えるかです。確かに長い期間、無敗で利益を獲得することができるかもしれません。しかし筆者の経験上、7年ではありません。

まず、日経平均先物29,000円の段階で20,000円のプットオプションを売ったとしても、日経平均先物が-1,000円下落すれば当然その分のプットの価格は上昇し、含み損が発生します。現時点(1/14)における20,000円のプットは3円です。つまり3,000円の利益でこれが最大利益。ところが損失は数百万円以上の可能性を秘めている訳です。

これほどリスキーなことはありません。仮に、手数料を無視して毎月3,000円の利益を獲得できたとします。下落幅9,000円の余裕があっても実際3,000~4,000円の下落があれば本人は損切りして逃げると思うので(その時点で〇〇ショックなどと報道される可能性もある)それはつまり上記表全てに該当する訳です。

その周期は4年に1度となるので、毎月3千円の利益を4年間続けると14万4千円の利益を獲得。その間のどこかで〇〇ショックに見舞われるとプットの価格はおよそ100円~115円位まで上昇が予測されます。つまりその時点で損切りすると最安でも97円の損失。つまり97,000円です。これを税引後利益から差し引くと60ヶ月(5年間)続けて61ヵ月目に〇〇ショックと遭遇した場合で手残り13,664円です。年平均で2732円。月平均で228円です。ここに手数料が発生するのでどの証券会社を使ってもマイナスで終わってしまいます。

実際は60カ月よりももっと早い段階で遭遇すると思いますし、面倒で忘れてしまうこともあるかもしれないので、可能性を含めれば結果は多少変化すると思います。ただ間違いなく言えるのはやる意味があるのかという点です。

オプションの売りは年トータルではマイナスに終わるデータがある

オプションの売りと相対しているのはオプションの買いです。貴方が売れば買った人がいるわけです。オプションの買い手と売り手で結局どっちが年トータルプラスで終わるか調査したところ買い手に軍配が上がったデータがあります。

ただ売り手の方が勝率は高い訳です。そりゃそうですよね。最長距離でのOTMプットを売っていれば勝率は98.3%超えなんですから。ところが前述した通りで〇〇ショック時には買い手有利で働く為、最後の最後で売り手が敗北する訳です。

オプションの売りを否定しているわけではない

では絶対にオプションの売りでトレードするなという訳ではありません。実際、筆者もオプションの売りはしょっちゅうやっています。1年12ヵ月の内、9カ月くらいはオプションの売りをしていて、残り3カ月はオプションの買いや先物トレード、”何もしない(様子見)”といったところです。

否定(忠告)しているのは、何も考えずにオプションの売りだけを恒常的に繰り返す行為です。9,000円下落しないというのは希望的観測に過ぎず、マーケットは貴方の思想なんて完全無視して動いています。大事なのは相場をよく分析して日経平均先物が騰がるのか?下がるのか?を見極め続けること。その上で相場に合った方法で挑戦することです。

ちょっと部屋が暗くて見え難くて申し訳ないですが、2022年1月の利益は222万くらいでした。内訳は隠していますが、先物の売り+プットの売りのセットです。(BuzzBullコンサルを対面で受けて頂ければ決済履歴としてお見せすることはできます)プットから決済して、その後で先物を決済しています。

おしまい

コールオプションとプットオプションの話はこれくらいです。あんまり話が脱線してもまとまりがなくなってしまうので、無料分析ユーザーは他の記事もみて学習してみてください。

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