先物オプション,詳しく学ぶ

相場の底打ち時に使用するデリバティブ戦略③

先物(日経平均株価)が今後上昇していくだろうと判断する際に使用したい先物オプション戦略をご紹介します。

コール単独買い

コールオプションを単独でロングすることで収益を狙います。相場が底打ちし、反転する場合には非常に有効なオプショントレードです。

リスク度

リスクは極めて低いです。プットショート同様に相場が底打ちして反転するような場合はコールの金額が急激に上昇するので全然上昇しなくても反転しただけで利益は出ます。ただ反転すると思ってコールを買って反転しなかった場合は更に減価することで次の反転時に大して利益が出ないあるいは損失になってしまうこともしばしばあります。

しかしオプションの単独売りと違って利益は無限大、損失は限定的ということで破産するような損失は起こりません。従って、ボラティリティの高い相場での使用はあまりオススメしませんが、ボラティリティが低い相場での使用は効果的であると言えます。

収益性

瞬間的な収益性で言えば先物単独買いやプット単独売りを抑え断トツに高いです。

収益性が高くなる場合

  • 相場が底打ちする寸前にコール単独買いを行った場合で、
  • 尚且つ、コールオプションがATM(ITM)に近い場合
  • 又は、長期的、最終的に原資産価格が購入価格よりも高い場合

ITMとATMは全然違いますが、購入単価や価格変動速度を鑑みると筆者はATM基準が良いと思っています。ATMだけオプション一覧でタグが付いているので見つけやすいと思います。(だいたいどこの証券アプリも表示して真ん中にATMがある)

正直、相場の底打ち時を狙わずに長期的に上昇することが分かっているような相場で使用するのが良いでしょう。(これ大事です)

長期的(最終的)に日経平均株価が高い位置にあるイベントは例えばアメリカ大統領選挙です。どっちが勝っても基本上がりますが、選挙期間中は下落することがあります。ですので下落したタイミングでコールをロングして選挙終了後の上がったところで決済というのが使える方法です。

時期的なもので言えば年末年始は比較的上がりやすいです。「相場は5月に買って12月に売れ」という格言がありますが、これは5月は最も株価が落ちやすい時期で、12月は最も株価が上がりやすい時期だからです。

ただどちらも確実ではありません。2021年12月相場はまだ途中ですが、いつもより上がっていない印象を受けています。

収益性が低くなる場合

  • 相場が底打ちせずに、ズルズルと下げ続いた場合
  • 最終的に原資産価格が購入価格よりも下にある場合

コールを買う時のお勧めは、全損失しても問題ない価格帯で買いましょう。コールの価格が100円で50円くらいなら損してもいいやと思うようであれば最初から50円のコールを買いましょう。それが1番ベストな方法です。

途中で書きましたが・・・

コールの単独買いは相場の底打ち時というよりも最終的に株価が高い位置に上昇するような展開が自分自身の中で落とし込まれている時に使用するといいでしょう。もちろん底打ち時での活用も良いですが、相場の底打ちを当てるのは1番難しいことですので、現実的ではありません。

先物の単独売買における底打ちは±300~500円位の余裕を持たせることができますが、オプションにおける底打ちは±0円です。これは大袈裟ではなく、本当にそうです。ですので、ピンポイントで狙い撃ちするのは極めて現実的ではありませんから、「最終的に〇〇円を予想するから▢▢円のコールを買おう。」というトレード方法がいいと思います。

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