先物オプション,詳しく学ぶ

相場が停滞時に使用するデリバティブ戦略

先物(日経平均株価)がしばらくの間値動きが止まるだろうと判断する際に使用したい先物オプション戦略をご紹介します。

ショートコール×ショートプット

同限月コールとプットを売る方法です。権利行使価格を合わせるとストラドル、権利行使価格を離すとストラングルの図が完成します。個人でストラドルしている人はあんまり見かけません。多くの人はストラングルで組んでいると思います。

オプション取引の戦略 | 北辰物産株式会社
出典:北辰物産株式会社

これは結構使える合成ポジションで筆者も年に5~6回くらいはやっている気がします。が、扱い方を間違えると破産級の損失が降ってくるので十分注意してください。

組み方

先述通りですが、同限月のコールとプットを売ります。問題は権利行使価格の決め方です。さっさと次に進んじゃいます。

権利行使価格の決め方

権利行使価格を決めるには2つの手順があります。それぞれ細かく解説していきます。

機関投資家の手口を分析する

取引参加者別取引高(手口上位一覧) | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

上記リンクからJPX(日本取引所グループ)が公表している機関投資家のポジションがダウンロードできます。つまり海外のプロ達が日中/夜間でどの様な売買をしていたのかが見れる訳です。彼等の動向や性格から今後を予想するのが機関投資家の手口分析です。筆者はこれが趣味で夜な夜な2~3時間掛けて分析しています。

例えば2022年1限月だと上は30,000円~下は28,500円が底値のラインだと思われるので、少し余裕を見て30,500円のコールオプションと28,000円のプットオプションを選びました。

それぞれの売買量を調べる

1限月コールのデルタはIVが14.97だったので、15.00として計算しました。

続いてプットはIVが19.56でした。

コールのデルタは0.024(正)プットのデルタは0.357(負)です。なので、コールを6枚ショートするとデルタは0.1444(正)、プットは4枚ショートすると1.428(負)となるのでほぼ均衡が取れます。

この辺りの詳しい説明はJPXに載っているのでこちらからどうぞ⇩

delta.pdf (jpx.co.jp)

最大利益は156万円で保有数は10枚、150円幅なので30650円~27850円の中に日経平均株価が収まれば利益を獲得することが出来ます。

このデルタ計算を間違えてしまうと訳が分からないうちに損失が発生してしまいます。余裕を持って計算してから発注しましょう。

機関投資家の手口分析の仕方はコチラから⇩

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