先物オプション,手口分析,詳しく学ぶ

機関投資家を分析することは最も重要な保険

2021年12月20日(本日)先ほど大引けしました。大引けと同時に執筆しています。丁度、本サイトの閲覧ユーザーに向けて機関投資家の手口分析の必要性を説こうと考えていた矢先に暴落したのでいいキッカケになりました。

機関投資家とは?

イメージしやすいのは投資信託などを運用している機関です。個人や法人から集めた大量の資金を扱い運用している組織で日本だと野村證券が機関投資家です。筆者も証券会社のディーリング部門で働いていましたが中堅企業でも1人の運用担当者が数十億円動かせます。機関投資家はそれよりも遥か上にいるのでどれ程巨大な金額を動かしているかはお分かりになるかと思います。

よくSNSでは著名個人投資家の動きに沿ってあーだこーだ言う人がいますが、個人投資家はせいぜい十数億円が限界でしょう。中堅証券会社1人の資本力程度なワケです。言うまでも無く力(=資金)ある方が相場は力があるので個人投資家の動向を分析するよりももっと巨大な機関投資家の動向を分析する方が現実的だということです。

野村證券というと超巨大企業で日本の証券会社の中では群を抜いてトップ企業ですが、世界で見ると実は大きい企業ではありません。

ABNアムロ

オランダの企業で実質世界1位と称されています。リーマンショック前はゴールドマンサックスが世界1位でしたが、ゴールドマンを抑えて最近ではアムロが親分とされています。

ゴールドマンサックス

アメリカの機関投資家です。前述にもありますが、まだゴールドマンサックスが世界1位だと考えている投資家も少なくないです。「ゴールドマンが1位だ」と未だ言っている投資家がいれば教えてあげてください。ただ1位のアムロに引けを取りません。これはまた後述します。

ソシエテジェネラル

フランスの機関投資家です。アムロほど大量に扱うことはありませんが、個人的にはプチアムロ的なポジションとして考えています。

ドイツ銀行

そのまんまですね。ドイツの銀行です。普段はじっと動かないのですが突如として大口のポジションを取って動き相場を先導するときがあります。初心者の方はドイツが大きく動く時は何もせずポジションを手仕舞いにする方が無難かもしれません。

と、4つ列挙しましたがもちろんまだまだたくさんありますが本記事で触れたいのはここではないので、割愛させていただきました。

初心者はアムロだけ見ておけばOK

機関投資家は小さいものまで含めれば数十種類あります。一応筆者は数年間欠かさずに全部見て集計を取っていますが、これだけでも1時間以上掛かる作業です。正直めんどくさいです。初心者はアムロだけ見ておけばいいと思います。筆者もアムロだけの分析と、ゴールドマンだけの分析、アムロとゴールドマンを含めた全社の分析の3つに分けてグループ化して分析・研究を続けています。

それでいての見解ですが、相場の7~8割はアムロ主導で動いている気がします。時々大勝負の時にドイツが出てきたリしますが基本はアムロ。なのでアムロだけ見て分析しても成績はそこそこ乗ると思います。

デイトレーダーはゴールドマンを見るべし

ゴールドマンサックスの凄いところは先物取引において全勝しているところです。ずっと勝ってます。ずっとですよ?凄くないですか?他の機関投資家(アムロ含め)が上昇にBetしている中でゴールドマンだけが下落にBetする場面も多々みてきました。ゴールドマンだけが下落なのでさすがに上昇だろうと筆者も上げ目線でしたが結果は下落。見事ゴールドマンのひとり勝ちというシーンがありました。

ただその時は短期決済でその後は上昇という流れでした。下でゴールドマンも決済していて利益を取っておりその後買いに転じて結局は上でフィニッシュしていました。

普段は会社員などで相場の見れない人はスイングトレーダーだと思いますが、部屋でパソコンに張り付く余裕のある人はアムロの他にゴールドマンも見た方がいいです。

手口の見方

取引参加者別取引高(手口上位一覧) | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

こちらのサイトから機関投資家のポジションが見れます。

↑こういうのがたくさん出てきます。これらを全て集計して自分で管理してください。集計した物や過去データは出回っていません。

これは28,250円のプットオプションを機関投資家がどれだけ売っているのか?が分かります。例えば1番上のUBSは28250円のプットを1249枚も売り建てているわけです。プットを売るということはそこを下限に考えている訳ですから、1つのサポートラインとしての指標を作ることが出来ます。反対にプットオプションを買う場合はその買った場所よりも下がるというボーダーラインを引くことができるのです。コールオプションの場合は、コールオプションを買うというのはその価格以上に決着すると思っていると分析してよくて、コールオプションを売るというのはそこを天井にしたい考えなんだという認識でOKです。

重要なことが2つあります。それは、そのポジションが新規建てなのか決済なのか?というところです。コールオプションにせよプットオプションせよ表示されている枚数を売買したのは事実ですが、新たに買った(売った)のか、元々あったものを決済したのかは書いていません。それらは過去の集計から自分で予測を立てたりする必要があります。

オプションだけ見て決めてはダメ

もう1つ重要なことがあります。それは先物(ラージ、ミニ、TOPIXも)の存在です。上のJPXのサイトでは先物のポジションも同様に掲載されていますが、ではその機関投資家が≪30,000円のコールオプションを大量に売っているから30,000円が天井だとする。≫というのは非常に浅はかな考えです。

実は先物を超大量に買っていて、そのヘッジとしてコールオプションを売っている可能性も考えられるからです。実際にこの様な例は多々あるので、先物の集計も同時に行いオプションと比較してそれぞれの機関投資家達はどっちの方向に向いているのか?全体ではどうか?をしっかりと見極める必要があります。

機関投資家同士の力関係や特徴なんかにも目を向けて勉強しなくてはなりません。例えば最も力の強いABNアムロクリアなんかは本気で下げようとするときはオプションのコールを大量に売って、プットを大量に買ってきます。先物でヘッジを加えますが基本的にオプション主導です。ゴールドマンサックスは先物主導でしかもオプションを合わせてノーヘッジで仕掛けてきたりします。

こうした流れがある中でもドイツ証券だけ1人反対の動きを見せるとその数によりますが、ドイツ主導になったりします。こうした機関投資家それぞれの特徴や動きの癖は日々集計していく中で学んでいく必要があります。肌感ですが、これは2~3年じゃ効かないと思います。5年以上は経験として必要だと思っています。

機関投資家分析は超重要

侮る事なかれ。機関投資家の分析は超重要課題です。

いわばクラスの成績優秀者達の答案用紙の様なものなので、それが公開されているならば見ない手はないでしょう。最近はテクニカル分析一本だけで相場の見通しを判断するトレーダーも少なくありません。筆者もテクニカル分析は行いますが、それだけではいけません。どんなにテクニカルの形が整っていても機関投資家が下方向で足並みそろえると暴落しますし、上を見るとぐんぐん上昇していきます。これを何度も経験してきているので、これだけは絶対的な自信を持っています。

公開情報は過去(数時間前)のもので今後どうするかというものではないですが、それでも重要情報です。実際に、コロナショックの前は機関投資家達が足並み揃えて下方向を向いたこともあって毎日手口分析を綿密に行っていた投資家は意外とコロナショックを避けています。そればかりか売りで利益まで獲得している人が多い印象です。

分析済のデータがある?

正直、全機関投資家の全先物と全オプション動向を集計して記録し、分析まで行おうとすると慣れていても2時間以上は掛かってしまいます。そこでBuzzBullではそれらを集計し、独自の目線で分析したデータを週刊発行しています。発売は2022年1月を予定しています。週刊価格は3,980円で1日僅か796円で分析したデータを取得することが出来ます。

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