先物オプション,手口分析

機関投資家のポジション分析方法

本記事は以下3点を満たしている方を前提として執筆してあります。読んでいて分からないところがあれば不足している事項を補ってください。

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それでは本題に移りたいと思います。基本的に今から説明する全ての情報取得先はJPXより無料で取得可能です。BuzzBull Reportでは週刊価格3,980円でJPXより取得した情報を分かりやすく纏め、分析したものを販売しております。いずれかをご利用ください。

売買代金を見る

まずはじめに確認するのはプットオプションの売買代金とコールオプションの売買代金です。この価格は突然大きく差が開くことがあるので必ず毎日確認してください。以下、特徴を明記します。

プットコール特徴
120億以上30億未満近い将来大きく下落する可能性を示唆

プットオプションの売買代金が高額で、それに対してコールオプションの売買代金が少額である場合、機関投資家がコールまたは先物をヘッジにプットオプションを大量買いしていると分析できます。プットオプションを買った場合、それが利益に変わるのは相場の下落になるのでプット>コールの差が開けば開くほど将来の下落が予想されます。

プットコール特徴
50億程度100億以上近い将来上昇する可能性を示唆

先ほどとは反対の展開です。プットよりもコールの方が多い場合です。ただこの様な場合、先ほどの様に3~4倍の差がコールに付くことは稀でプットの倍程度の売買高で上昇を示唆していると分析しても問題ないと思っています。

プットコール特徴
100億未満100億未満揉みあいを示唆

いずれも100億未満とパッとしない場合は上がっても直ぐに落ち、下落しても直ぐに反発するような揉みあい相場を予想させます。こういう場合は二次考察も上手く決まらない場合が多いので、コールとプットを売るストラング(ド)ルのポジションを組成するのもひとつの手です。

但し、注意しなければならないのはこれらが新規建てなのか既に保有されているオプションの建玉を決済した売買高なのかは情報が回ってきません。(JPXでもそこまでの詳細は無い)その為、毎日の売買高をメモして管理し、それが新規建てなのか決済なのかを想像する他ありません。

異常にプットの売買高が少なく、コールが多くて、それだけを見て「上昇する」と踏んでも過去の清算であって総建玉的にはまだ下目線ということもあります。それは日々の数字を管理しておくのもそうですが、経験則や機関投資家の癖、自身の勘も重要になってくると思います。この辺は慣れていくしか無いでしょう。投資歴1年目の投資家が投資歴10年目の投資家になれることは無いと割り切るしか無いでしょう。

先物を分析する

次に先物を分析します。先物は目先の方向性を確認したり大暴落あるいは大暴騰を予想するのに使用します。これもJPXで取得できる範囲と自分で日々情報を管理しなければならないデータ(BuzzBull Reportには管理されたものを掲載)で分かれます。

期近と期先を見る

期近は直近の限月のことです。例えば1月17日であれば2限月が期近の先物建玉になるので1月17日~2月11日迄の情報で整理しましょう。期先だとその先にあるメジャーSQの3限月ですので~3月11日迄となります。期近と期先を一緒にして考えてしまうと全く違った見解になってしまうので要注意です。

どちらが強いかを見る

先物では買っている投資家が多いのか?売っている投資家が多いのか?を見ます。ここで必ず総建玉を管理してください。総建玉を管理しなければ先物分析は全くもっての無意味です。オプションは1日2日管理漏れがあっても何とかなることがありますが、先物は1日の漏れで全てが終わってしまいます。毎日休まず欠かさずに管理することを強く推奨します。

買いの方が多い場合は上昇を予想させますし、売りの方が多い場合は下落を予想させます。これは普通のことでしょう。しかし先物は必ず決済(反対売買)します。

例えばある機関投資家が大量に先物を毎日購入していたとします。その裏では現物株(大型・指数株)を大量に保有していてその評価額を上げる目的で先物を買っている可能性を感じることができます。その後、株式を売却して利益。現金化し、先物も決済させることで暴落を起こし、更には追加で先物を売ることで大暴落を発生させることもたまーにあります。

そういう考えをしないで

「機関投資家が大量に先物を買ってるから先物は上昇するな!」

安易な考えでロングポジションを組まないことです。裏を読んでください。裏を読むには過去の建玉情報が必要になってくるのです。(過去の建玉情報は自己管理(JPXで無料取得できるのは当日まで)またはBuzzBull Reportで購入可

3指数の情報を比較分析

先物ポジションには以下の3つが情報として掲載されています。

  • 先物mini
  • 先物Large
  • TOPIX

先物miniはLargeを半分にしたもので個人投資家はほとんどminiを売買していると思います。(Largeを取引するのはヘッジ時ぐらい)先物は指数(225銘柄)が関与し、TOPIXは東証一部上場銘柄全てが関与しています。

先ほどの現物株の評価額の釣りあげ(あるいは下落)を予想するには主にTOPIXの総建玉推移を見て判断します。TOPIXには225銘柄も含まれている為です。

次に先物(ミニとラージ)とTOPIXが買いに傾いているのか売りに傾いているのかを確認してください。揃って3つとも買いに傾いているのならば上昇を予想しますし、3つとも売りに傾いているなら下落を予想させます。但し、前述通りTOPIXだけが小幅上げで先物を大量に売っている場合など不審な動きが見られたら何かしら企んでいると想像してもいいでしょう。

総建玉売り、現買いの場合

管理していると総建玉ではマイナス(下落を連想)させるのに当日買いで揃った場合どうするか?ですが、これは目先上昇と考えます。先物は基本的には目先の方向性を確認する為に使用します。暴騰予見は前述にある不審な動きがみられることが多いので、必ず毎日確認し、管理するようにしましょう。

オプションを見る

最後にオプションの取引高を確認します。オプションは当日の建玉で目先の方向性を確認すると共に過去の建玉と合わせてSQ日当日の答えをどう考えているかを感じ取ってください。

上記はBuzzBull Reportのサンプルですが、当日の建玉情報と過去の建玉情報が掲載されています。当日の建玉情報では29,625円に327枚のショートコール(コールオプションの売り)が入っていますね。プットオプションの方では28,625円に191枚の買い、28,500円に442枚の買い(ロングプット、プットオプションの買い)が連続して入っています。

これだけ見るとアムロクリア(オランダの投資銀行)は、

29,625円から上値が重たくなると予想。一方で28,500円は相当に固いんだな

と、予想していることが分かります。

続いて総建玉を確認しましょう。

コールオプション30,000円に1,837枚もの売りが入っています。これは相当に厚い壁なので30,000円は超えてこないだろうなと考えることができます。また一方で28,500円でも1,104枚のコールオプションが売られているので28,500円に蓋をしているとも感じ取れます。先ほどの当日の建玉情報だけを見ると28,500円を底だと感じてしまいますが、過去の建玉を管理していると28,500円すらも下にいくと予想できるわけです。

事実、実際にSQ日は28,266円になりました。

2022年1限月SQ価格

過去の建玉を集計していないと当日だけ見ると28500円は超えてくると勘違いしてしまうので、毎日の集計が必要であることが今回の結果だけ見ても明らかではないでしょうか?但し、気を付けなければならないのが新規建てなのか決済なのかはここでも問題として出てくるので、自己管理されている方はどちらなのかを考えてみてください。

トータルで考える必要がある

ここまでで紹介したオプションの売買代金と先物の分析、オプションの分析は全てセットです。そして全て毎日の集計が必要になってきます。そうすることで、先物の方向性が上でもオプションの方向性が下であれば

「この感じは300円~500円位上昇するけどその後反落して下落するから100円上で指値売りして、もう100円上と更に100円上でも売り指値しておこう。」という考えになります。

こうした分析を持っていない人は先物が100円200円上昇すると

「上昇トレンドになったから買おう」と思ってしまいますが、そんなものは何の根拠もないただの希望的観測です。そのまま上昇すればいいですが、反落した途端に損失が発生します。それではただの博打で投資とは言えません。

先物オプション取引は資産を有する株式投資とは異なります。どちらかと言えば投機に近いでしょう。ただ考え方のそれは最も投資に近いことが分かります。現に、証券会社のディーリング部門は皆さん先物で収益を得ています。これこそが損益獲得の道であると筆者は考えます。先物オプション取引で毎月恒常的に利益を獲得することが出来れば、その利益で現物株を購入し、資産形成するのも1つの手ではないでしょうか。

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