マーケット,市況情報

日経平均株価が暴落する予兆について

2020年3月5日終値時点で日経平均株価は怒涛の暴騰を見せています。2020年2月~3月に発生した新型コロナウィルスによる株価暴落によって3月SQ値は17,052.89円まで下落したものの僅か1年にも満たない期間で日経平均株価は30,000円の大台を突破しました。この上昇率と早さは過去最も早く、市場は警戒ムードが漂っています。

ほぼ10ヶ月連続上昇

9月SQは-77.91円の下落であったものの、誤差と言える数字です。これを除いて他の月は全て上昇で終わっています。これらの上昇率を全て合算すると現時点までに47.00%も上昇しています。これを過去の傾向に当てはめて考察していきたいと思います。

過去の調整局面

  • 2009年・・・37.70%上昇して、-5.22%の調整
  • 2013年・・・39.02%上昇して、-8.64%の調整
  • 2015年・・・36.75%上昇して、-11.35%の調整(2014年~2015年のまたぎ)
  • 2017年・・・19.21%上昇して、-3.61%の調整(2016年~2017年のまたぎ)
  • 2021年・・・47.00%上昇している現在(2020年~2021年のまたぎ)

平均すると、33.17%上昇すると、-7.21%の調整が行われている計算になります。そして過去の暴騰月数を平均すると約12ヵ月も暴騰しています。コロナショック後の財政出動で上昇している現在の連続暴騰も過去の例と比較してみれば珍しいことではないと言えます。

珍しくないのであれば、過去の調整方法に沿うと以下の条件が既に整っており、いつ調整局面を迎えてもおかしくはないと言えます。

  • 既に10ヶ月の連続上昇=過去平均12ヶ月の連続上昇で調整
  • 既に直近調整局面から47.00%の上昇=過去平均33.17%の上昇で調整
  • S&P500の連続上昇(過去の例をみると10%前後の調整がそろそろ入る)
  • PCRの上昇

8~12%の調整が入る恐れ

筆者は先物取引を生業としていますが、そろそろ調整局面が来ると思って警戒しています。(売りは行わず、買い専門)過去の例を見ると少なく見積もっても8%程度の下落が発生すると思っています。この8%は直近SQ値高値の29,718.77円に掛かるもので下落幅に換算すると2,377円~3,566円となります。底値は26,000円ぐらいではないかと見ており、一時的に突き抜ける可能性はあっても直ぐに跳ね返ると思っています。

  • 最安値予想:25,500円
  • 底値予想 :26,000円
  • 発生月  :2021年3月~4月

3月22日は特に要注意

3月21日に一都三県の緊急事態宣言が終了予定です。緊急事態宣言が行われると財政出動となり、政府から金融市場に資金が流入してくるために買いが入り株価が上がる可能性が高くなります。しかし緊急事態宣言が終了すると蛇口を締める動きになる為にこれまで長期保有していた投資家達が一斉に利益を確定させ、それが下落へとつながり雪だるま式に下落が下落を生む展開になるのではないかと予想しています。

直近-1200円の暴落時に日銀が動かなかった

2021年2月26日に前日終値30,168円だった日経平均株価が28,966円まで下がりました。1,202円の大暴落となったのです。ここまで株価が下がっておきながら日銀はETF買いを行わずにいました。通常、日経平均株価が1日に1%以上下がると日銀がETF買いを仕掛ける可能性がある為、1%超の下落が前場時点で入ると先物トレーダーは後場に買い仕掛けを行います。この日は行われなかったので、ズルズルと下げました。

1,200円の暴落にも日銀が腰を据えていた背景を考えると、-3,000円前後の下落も短期間で調整される可能性は決して高くはないと思います。

いま信用や先物はもちろん現物でもポジションを持っている人は逆指値を設定して暴落に備えるといいと思います。逆指値は毎日指さないといけないので手間ですが、リスクに備えておきましょう。

※投資は自己責任です。本記事の内容を基に投資を行って発生した損益等の帰属先は口座持ち主である投資家に全て帰属されることをご理解ください。

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