先物オプション,詳しく学ぶ

先物発注法「基本セット」という方法

前提

まず投資に正解はありません。”利益が出れば正しく損失が出れば間違い”という前提の下にあります。よっていかなる方法でも利益が出ればそれが正解だし、損失が出れば不正解だと思っています。

ただ銀行に預けておけば勝手に増えるという話ですが、これは利益が出ているけど金銭的価値的には減耗していると捉えることもできるので正解であり不正解であると思っています。

ですので現在あなたが自信を持って実践している方法で既に利益を出しているのであればそれは正解ですし、損失ばかり出るようであれば不正解だと思っています。

基本セット

基本セットと書いてありますが、名付け親は筆者でありこれが共通認識として投資家の間で広まっている訳ではありません。ただここから様々な形で戦略を変形できる。派生しているので中心となるこの方法を基本セットと呼んでいるだけです。

他にも方法はありますが、最もオススメなのが基本セットです。ちなみにこの基本セットなる考え方は筆者が証券ディーラーをしている時に先輩(上司)から教わった方法です。

先物を買う

先物ミニ〇〇枚を同数枚5セット(回)に分けて発注する方法を基本セットと呼んでいます。またそこからボトムアップ式またはボトムダウン式にポジションを組み立てていって所々で調整を加える。最後限月の満期日に総決済する。(=3ヶ月分)

よく分からないと思うので例を使ってみていきましょう。

先物価格29000円だとして今後上昇すると思って先物を買おうと思いました。そこでいきなり

29000円 先物ミニ50枚 ロング

これは間違った方法です。
ご自身の分析結果で上昇すると思ったからこその結果だと思いますが、どんな分析方法にも100%はあり得ません。必ず損失する確率があります。損失する可能性があるのに丁半博打の様な投資方法を正しい方法とは言えないのです。ですので、

29000円 先物ミニ10枚 ロング
28800円 先物ミニ10枚 ロング
28600円 先物ミニ10枚 ロング
28400円 先物ミニ10枚 ロング
28000円 先物ミニ10枚 ロング
合計50枚 ロング (平均建値:28560円)

これはボトムダウンです。買い下がりとも呼びます。買い下がりの方が一般的ですね。

価格が下がらず上昇してしまった場合

上記例は29000円から28800円まで下落したのでナンピンした形になっていますね。では29000円から28800円まで下落せずに29100円・・29200円と上昇した場合はどうしますか?

これはそのまま放置します。
ロングしているので上昇しているということは利益が発生していることになるのでそのまま放置です。

やってはいけないこととしては追い投資です。
29000円で10枚買って上昇して29100円になると「もっと上がる!」と思って29100円で20枚とか30枚買い増ししてしまう人が多いです。これめちゃくちゃ多いんですけど、これがやっちゃダメな方法です。

まず29000円で10枚買って29100円で20枚買うと平均建値が29066円まで下がってしまいます。70円下げるとマイナスになってしまうのでこれはよくない方法。

買った位置から上昇したらそのまま放置すること!!

先物を売る

ショートの場合も同様です。ショートの場合は売り上がりと呼んでいます。現在の先物の値が29000円で今後下落すると思いショートしようとした場合の行動パターンとしての基本セットは以下の通り

29000円 先物10枚 ショート
29200円 先物10枚 ショート
29400円 先物10枚 ショート
29600円 先物10枚 ショート
30000円 先物10枚 ショート
合計50枚 ショート (平均建値:29440円)

価格が上がらず下落してしまった場合

先ほどと同様にそのまま放置します。ショートなので下落したら利益が出ていますね。そのまま放置して利益を伸ばします。

決済(利益確定)

利益を確定させるために決済をします。決済のタイミングは大きく分けて3つです。それぞれ解説していきます。

予定利確

“△△△円で利確する”と事前に決めた価格に到達したら決済します。買っていたら「この価格付近がレジスタンスラインだから反落する前に売ろう(決済しよう)」と思うし、売っていたら「この価格付近がサポートラインだから反発する前に買おう(決済しよう)」となります。

ただ予定利確の場合、必ずしもその予定していたポイントまで到達する訳ではないので気は抜けません。そのポイントに到達する前に逆戻しにあって損失してしまった・・・という様なことがないように注意しましょう。

満足決済

自分が満足できる利益に到達したら決済してしまうことです。例えば日当2万円として、”2万円利益に達したら決済しよう”みたいなルールです。

満足決済は今でこそ筆者はほとんどやらなくなりましたが最初の頃はよくやっていました。満足決済は勝ち癖を付けるには丁度良いので初心者の方にはオススメの決済方法です。

勝ち癖を付けるということがとにかく重要です。とにかく1円でもいいので利確すること。これが大事。初心者の方は1円でも勝つことにこだわってください。

(1歩)手前決済

5円抜き、10円抜きとも呼んでいます。
例えば29000円で先物ミニを買って29100円まで上昇したものの、そのままズルズルと下げてしまった場合、利益を残すという意味で29010円で利確してしまうというものです。

ただこれはその時々で様子が変わってきます。買い下がりを前提とした場合は下落することを見越している場合もあるのでそういう時は10円抜きしません。

筆者が手前決済する時は狙いが外れたときです。29000円で買って29100円まで上昇すると思いきや28900円まで下がってしまったと。この時に下がると思っていなければそれは誤った判断だったので29010円に達したらそこで決済してしまいます。

または、

28800円ぐらいで同数分買って、平均建値を28900円にします。で、28910円になったらそこで決済して10円抜き。

みたいな使い方をします。
考察レポートにはそういうことも書いていますが、ここの判断ができるようになるには結構時間が掛かるイメージです。

何枚売買するか?

自分の運用資金で何枚の先物ミニが売買できるか?ですが、これには複数の考え方があるのでこれも一概に答えがある訳ではございません。ここでは1番固い方法を掲載しておきます。

ただこの方法は弊社発行の考察レポートを参考にしながら売買するなかで損失する可能性を限りなく排除した場合になっています。ですのでご自身の裁量で変化を加えたり崩したりしても構いません。

(現在の先物ミニ1枚あたりの証拠金額×2)+150,000円 = 1枚あたりの金額

です。
例えば先物ミニ1枚を建てるのに必要な証拠金額が20万円だとすると、

(200,000円×2)+150,000円 = 550,000円

550,000円が先物ミニ1枚を建て(売買す)るのに必要な運用資金となります。これの理由ですが、まず元の証拠金額を2倍にしたのは証拠金額が変動することが原因です。

証拠金額は一定ではなく予告はあれど唐突に上昇したり下落したりします。ですが元の値段から2倍になるようなことは早々起こり得ません。ですので余裕を持って2倍にしています。

2倍は余裕を持ちすぎなので1.2倍でもいいですし、1.5倍でもいいと思います。好きな様に調整してください。ただ下げ過ぎると追証や損失発生確率は上昇すると思ってください。

150,000円の部分の理由です。1枚先物を建てて1,000円逆の方に進むと10万円の損失が発生します。これを見越しています。1,000円逆に進むこともイレギュラーですがそこから更に500円(合計1,500円)の余裕を持たせています。
※通常、逆に行っても500円ぐらいですし、そこからヘッジ作業に入ります。

なのでここも好きなように調整してください。150,000円じゃなくて100,000円でもいいですし、50,000円でもいいと思います。

現在の先物ミニ1枚当たりの証拠金額はFaceBookページで更新しています。
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ちなみにこの記事を執筆している(2022/05/04)では証拠金額が141,000円なので1枚あたり432,000円で計算って感じです。

運用資金200万円の人だとギリギリ5枚足りないです。432,000円で5枚だと216万円が必要ですから。ただ16万円はカットしてもいいかな?ぐらい。

で、5枚をMAXとルールを決めますよね。
同数分を5回に分けて発注するので、5枚が限度ってことは1回1枚ってことになります。

1回の発注で先物ミニ1枚を売買していく。これを5回に分ける。これが基本ルールです。

初心者の方は特に

ルールを忠実に守ってみてください。なるべく我流は止めて欲しいです。料理だってそうでしょう。まず料理本に沿って1mgの誤差なく正確に測って調理していく。段々慣れたり上手くなっていくと目分量になったり応用ができるようになっていく。いきなり目分量でやったりアレコレ手を付けると失敗しますよね。それと同じこと。

まずはルール通りにやって、10万20万利益が出たらその「利益を全部飛ばしてもいいや」という気持ちで応用したりして成長させていくのがいいと思います。

ポジションの組み立て方(応用編)

以上のことを踏まえてポジションを組み立てていく方法をご紹介します。さっき紹介した売り上がり・買い下がりとは違うパターンです。

29,000円 先物ロング(スタート)
29,200円 先物ロング(2発目)
29,500円 先物ロング(3発目)
29,900円 先物ロング(4発目)
30,500円 先物ロング(5発目)

こんな感じ。真逆です。買い下がりではなく、買い上がりになってますよね。でもさっき筆者は「追い投資」はするなと言いました。これは追い投資に見えますよね。矛盾してますよね。そう・・・。これは追い投資ではありません。(遠い目)

これはロングショート戦略にも繋がっていくのでふんわりと理解してもらえればOKです。

ロング(ショートも)を持ったままずっと利益を育てていくのも大事ですが、一辺倒に上昇(または下落)するものではありません。調整といって普通は途中途中で下落(上昇)を繰り返しながら成長していきます。

4時間足,黄色で囲ったところは売りで小銭稼ぎするところ。

その間を別の方向に投資して小銭を稼いでいきます。これがロングショート戦略。ロングショート戦略はまた別の記事にまとめておきます。

ロングショートを繰り返していくと底値が切り上がっていきます。上の写真を見ても分かるようにちょっと下落してはまた上昇を繰り返します。上昇すると直近の下落の価格帯が遠く感じます。

例えば29000円の先物をロングしたときは28800円が底値だったのに、29200円をロングしたときは29000円が底値だったりします。

そうやって足元を固めながら徐々にポジションサイズを大きくしていくと同時に調整時に逆(ロングならショート、ショートならロング)で利益を狙っていきます。

このポジションの組み立てにはロングショートの知識が必要なので必ずロングショートの記事を読んでください。

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更にロングショート戦略を知ることで損切り率も各段に減ります。

他の記事も是非・・・。

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