先物オプション,手口分析

ナイトで日米市場暴落!来週は乱高下が予想される?

7月16日のナイトセッションでは、日系平均先物は節目となる28,000円を大きく下回り27,710円(CMEは27,745円)で取引を終えました。NYダウも299ドルの下落で節目となる35,000ドルを下回り34,687ドルで取引を終えました。来週(7月19日~21日)は祝日が重なり3営業日しかありませんが、どの様な相場展開になるのか考察し、解説させて頂きます。

目次

  1. 来週(7/19~21)の日経平均株価予想
  2. 27,000円を一時的に下回る可能性がある
  3. 27,500円~27,600円は相当固い壁が
  4. 8月は再び29,000円台の可能性も
  5. クレディスイス証券の先物爆売り
  6. NY市場暴落のワケ
  7. 東京オリンピック開催中の暴落は避けたいところ
  8. 来週の主要イベント
  9. まとめ
  10. ◆スポンサー企業◆
  11. ※必読※
    1. 来週(7/19~21)の日経平均株価予想

      予想レンジは27,000円~28,000円を予想します。3営業日しかありませんが、1,000円幅を取ったのはそれほどにボラティリティが上昇する可能性があり、特に先物オプショントレーダーは追証リスクを回避する問題も考慮すべきでしょう。

      27,000円を一時的に下回る可能性がある

      ナイトセッションの終値は27,710円と今月2度目となる28,000円台を割ってしまいました。多くの個人投資家はチャートの形状から来週以降に暴落が始まると思い持ち株を投げ売り、ポジションを清算する動きを取ると思います。ただ筆者としてはこれは早計で、むしろその動きを狙われているような気がしてなりません。

      今年の2月から上値を落としつつ、下値も切り下げています。徐々に最高値と最安値が下落しているこの現象は暴落を予兆させる気がしてなりません。筆者はこれは機関投資家の釣り行為だと踏んでいます。ではなぜ、タイトルにある27,000円の一時的な割り込みを示唆するのか?について言及します。

      ドイツ証券が保有するオプションのポジションでは27,000PUTが約300枚買いポジションで保有しています。これは8月のSQまでに日経平均株価が27,000円を下回ることではじめて収益化できるものです。ドイツがこれを保有したことやオプション取引の下限値が下がったことが筆者の中ではまだ下に引っ張るのではないかと思う理由の1つです。

      27,500円~27,600円は相当固い壁が

      日経平均株価指標を見てみると200日移動平均線がすぐ下にあります。ここのラインが27,650円で後に言及していますが、ドイツ証券の収益ポジションラインとほぼ同列にあります。27,500円の節目と、27,650円にある200日移動平均線の大きな壁。更にはドイツのオプション建玉が27750にあるということを考慮すると、ここで止まる可能性は極めて高いと言えます。

      投資家心理の節目となる27,500円
      200日移動平均線27,650円
      ドイツ証券のオプション建玉27,750円

      ただ一方で、ここをすんなりと割り込むような場合は注意が必要です。筆者としては27,000円までは様子を見るつもりでいますが、ここを気にせずに割り込むような速度で下落した場合は一部ポジションを清算して、反発したタイミングで再度建てるのもアリではないかと考えています。

      8月は再び29,000円台の可能性も

      ただ他の状況を見るに27,000円まで下げる可能性はかなり低いと言えます。また短期目線では大きく上昇する未来も見えます。ドイツは他には27750PUTを約1000枚保有しており、こっちを収益化させる為に27000PUTを新規建てして投資家に懸念材料を匂わせているのではないかと危惧しています。

      ただマーケット全体(他の機関投資家全体)で見ると28,000円以上で収益化されるポジションを保有している投資銀行が多く、その保有数は約4,900枚にもなります。一方で28,000円以下で収益化されるポジションは約1,300枚となっており、多くの機関投資家が8月のSQ時点で28,000円以上を見ていることが分かります。

      そして最も多いのが日経平均株価29,500円予想でここに約1,500枚のポジションを全体で保有しています。

      クレディスイス証券の先物爆売り

      最近も特に今週はクレディスイス証券が先物(225とTOPIXの両方)を大きく売っていたことにやや疑念があります。オプションでヘッジしている様子が見られない為、現物株(ファーストリテイリングとか)を買い集めているような気がしてなりません。現物株の保有状況までは分からない為、予想に過ぎませんが、多くの機関投資家が上目線を向いている中で暴走レベルで先物をショートしてリスクヘッジも取らないなんて機関投資家の動きではないでしょう。初心者の個人投資家の様な動きをしている為に、株を買っている気がします。

      ですので個人投資家に株を売らせて自身(クレディスイス証券)が買い集めることで大きく日経平均株価を下げているような気がします。また、クレディスイス証券が過去にも似たような動きをして日経平均株価を暴落させることはしばしばありましたが、いずれも直ぐに反発しています。このことからも今の暴落は釣りなのではないかと勘繰っています。

      NY市場暴落のワケ

      これまで順調に上昇していた半導体銘柄が暴落したことと、35,000ドルという節目で利益確定売りを出した投資家が多かったのではないかと推察します。半導体銘柄では台湾積体電路製造(TSMC)の株が一時4.2%安という暴落を起こしています。この背景にあるのは 台湾積体電路製造(TSMC)社の予想粗利益率が投資家の期待に僅か及ばなかったことが理由とされています。

      ただ35,000ドルでの利益確定売りも不思議なことではないですし、この時期と年末は海外投資家がポジションを清算しやすい時期なのでそこまで悲観することもないと思います。ただ日経平均株価の下落基調と重なってしまったことが個人的には残念でした。

      東京オリンピック開催中の暴落は避けたいところ

      来週はいよいよ東京オリンピックが開催します。コロナ禍において各国の主要メディアがいつもよりも日本に注目する最中で、日経平均株価の暴落という不名誉は政府としても避けたいところ。今年3月にあった日銀のETF買入制度変更以降は目立った買入も少ない為、予算はまだ残っている見方が立てられます。仮に27,000円まで下落するような暴落が発生しても日経平均株価は日銀や年金によって買い支えが起こり、これを狙った投資家からの買い注文を狙えるのではないかと思います。

      来週の主要イベント

      来週は以下の主要イベントが控えています。特に火曜日に行われるテスラ社の決算が注目されています。

      <7月19日(月)>
      〇欧5月建設支出
      〇米7月NAHB住宅市場指数
      〇決算発表:テラダイン(TER)、IBM(IBM)

      <7月20日(火)>
      〇6月全国消費者物価指数(CPI)
      〇アシロ(7378)マザーズ上場
      〇決算発表:ディスコ(6146)
      〇豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
      〇独6月生産者物価指数(PPI)
      〇米6月住宅着工件数
      〇米6月建設許可件数
      〇決算発表:ネットフリックス(NFLX)、テスラ(TSLA)

      <7月21日(水)>
      〇6月貿易統計
      〇ランドネット(2991)JASADA上場
      〇決算発表:日本電産(6594)、東京製鉄(5423)、オービック(4684)
      〇豪6月小売売上高
      〇米MBA住宅ローン申請指数

      まとめ

      来週は27,000円台で膠着状態となり、再来週以降は東京オリンピック開催中ともあり28,000円台を回復し、29,100円まで一気に上昇する可能性を見ています。8月13日には29,500円付近まで上昇するのではないでしょうか。

      ◆スポンサー企業◆

      合同会社Serendipity様

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      ※必読※

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