先物オプション,詳しく学ぶ

オプション理論価格調整のやり方

先物オプション取引で必須中の必須トレードがあります。それは二次考察と呼んでいるデルタを用いたリスクヘッジ対策です。先物オプション取引でオプションの売りだけで取引をしていて収益を獲得している方がいれば今すぐに見直してみてください。どれだけOTMのオプションでも売りだけを積んでいるとやがてパンクしてしまいます。また、そんなトレードは博打にしかなりません。

本記事を読まれる方は恐らく

  • デルタヘッジの方法が分からない方
  • BuzzBullコンサルの受講生

に分かれるかと思いますので、そのことを前提にして話を進めたいと思います。文中に出てくる用語や内容が全然分からない方はまだレベルが低い可能性があるので、当メディアの先物オプションカテゴリに戻って頂きアレコレ見て勉強するかBuzzBullコンサル(無料)を受けてみてください。

デルタとは何か?

原資産(日経平均先物)が1円騰落した際にオプション価格がどれだけ動くのかを表した数値です。0~100までの数値で表されていて、先物とオプションをセットで保有した際に極力0に近付けることで必要証拠金が分散され、また予想に反した場合でも損失額が軽減されます。

先物の買い
先物の売り
コールオプションの買い
コールオプションの売り
プットオプションの買い
プットオプションの売り

上記表をスクショするなりメモするなりしておいてください。必ず正と負をセットで保有しなければ先物オプション取引でいつか必ず大損します。大損は運用資本(余力)が全て吹き飛ぶレベルではなく借金を背負うレベルだと考えてください。筆者はそうなった人を何人も見てきました。これは脅しではありません。本当に見てきました。

デルタは日々変動する

少し考えてみれば当然の話ですが、デルタは日々変動します。でもそれはオプションに限ったことで先物は変動しません。つまり自分が保有している先物のデルタの値を軸に、オプションのデルタを日々調整する作業が生じます。これはオプショントレーダーの宿命です。

先物とオプションをセットでその日に保有しても将来後からオプションを追加したり決済する必要があるので、そこを見越してトレード戦略を構築しなければなりません。ここが先物オプション取引の難しいところであり面白いところでもあります。そのヒントとなるのが機関投資家のポジション分析です。まだ未学習の方は下のリンクからご確認ください。

■機関投資家のポジション分析方法はコチラ■

デルタの値を確認しよう

前述しましたが、先物のデルタは値が均一です。先物ラージは1.00で、先物miniは0.10です。ただ先物ラージで取引するよりも先物miniで取引した方が利益は取りやすいです。先物ラージは機関投資家向けです。筆者も金融機関のディーリング業務でしか先物ラージを取引したことがありません。個人になってからは先物miniだけです。覚えておいてください。

先物ラージのデルタは「1.00」

先物miniのデルタは「0.10」

何度も言いますが、この2つは固定です。下は2限月のプットオプション23500円ですが、1月7日時点ではデルタは0.026でした。ところが1月12日に先物価格が踏み上げたことでデルタの数値は0.016まで減少しました。

つまりは当初は先物miniの売りを1枚+プットオプションの売りを4枚にしていましたが、たったの2営業日でそれでは負のデルタが強すぎて株価が予想に反し、高騰した際に損失が発生してしまう訳です。そこで100÷16=6.25となるので、プットオプション23500円を更に2枚追加で売るとデルタの和が-0.003となるので極めて0に近いことからこれで良しとする訳です。

今回は解説の為に23500円という結構離れたOTMで説明しましたが、途中決済せずに満期まで保有することを前提とするならばATM付近でもいいかなと思っています。筆者はITMやATMでオプションを持ったりしますが、OTMも調整程度に活用するので特に運用資本が1,000万円に満たない人はOTMだけにして、徐々にATMへ近づけてもいいのかなと思います。

この辺りは特に重要な考え方になってくるので、「全然分からない!」となっている方は投げ出さずにBuzzBullコンサルで勉強しましょう。過去にBuzzBullコンサルを受けたことのある方で失念された方でも部分的に再聴は可能なので、相談してください。

有料にはなりますが、BuzzBull Reportには毎日デルタの数値が掲載されているので非常に早く調整することができます。

オススメの組み合わせは何か?

よく皆さんに質問されることがありますが、何と何で組み合わせした方がいいか?を聞かれます。正直これは相場の状況によりますが、下の4つをよく使い、他はイレギュラーです。

コールオプションの売り
先物miniの買い

これは「結構株価下がるかな~?」という時に使うことが多いです。

プットオプションの売り
先物miniの売り

これは「株価上がるかな~?」という時に使います。

コールオプションの売り
プットオプションの売り

これは「よく分かんないけど(どっちに転ぶ可能性もあるけど)、膠着状態が続くと思うな~」という時に使います。

コールオプションの買い
プットオプションの買い

これは「よく分かんないけど(どっちに転ぶ可能性もあるけど)、〇〇をきっかけに急変動する可能性があるかな」という時によく使います。

上段2つは特によく使用します。1年のうちの80%以上は上段2つのセットです。下段2つは年に0~2回の使用頻度です。というのもオプションだけっていうトレードはめちゃんこ難易度が上がるわけです。ラスボス級なわけです。なので選択肢としては下段2つに「トレードしない」という様子見のパターンもあります。

いつ組むか?が重要

先物とオプションをデルタ調整すると言いましたが、筆者の場合、当日に組むことはありません。必ず先に先物miniを買って(売って)から後でオプションを新規建てします。理由はいくつかありますが、これが上手くいくと

  • 先物が上げても利益、下げても利益となる
  • パソコンに張り付く時間が極端に減る
  • 軌道を読むことに集中する為、力が身に付く

これが主な理由です。

筆者が普段とっている行動パターンをまとめました。一例ですので、今回はショートプット+先物の売りを例にして見てみましょう。必ずこの形になる訳では無いので、予めご了承ください。

想定レンジの最高値30,000円
想定レンジの最安値27,500円
現在の株価28,500円
先物miniの売り①28,800円
先物miniの売り②29,100円
先物miniの売り③29,300円
先物miniの売り④29,500円
先物miniの売り⑤29,900円

例えば現在の株価が28500円で「数ヶ月後27,500円位まで下がると思うけどその前に一端上昇して30,000円タッチする可能性もあるな」と思った時に上記表の行動に移ります。

28,800円で最初売っているのはちょっと早いかな?と思われるかもしれませんが、想定が外れて上昇せずにストンと下がる可能性もあるので早めに仕掛けています。ここで売るのはせいぜい1~2枚なので1200円担がれてもせいぜい損失は24万円です。これくらいは必要経費だと割り切ります。

次に29000円ではなく29100円なのは節目の千円を抜けるようなときはだいたい100円くらい上がることが多いので29100円で指値しておきます。29000円タッチしてそのまま下がっても28800円の売りがあるのでヨシとします。

最後29900円で30000円ではない理由として、想定レンジの最大値が30000円だからです。想定レンジの大天井・大底は基本的に見られない可能性の方が高いです。

プットオプションの売りは先物が数日上昇していたものが下落に変わった日、コールオプションの売りは先物が数日下落していたものが突然上昇に変わった日に価格が高騰します。その日を狙ってオプションも売りを分散させます。

仮に今回の例で言えばオプションを売る日は以下の通りになります。

下落が始まった日はじめてのオプション売り
2営業日連続で下落追加オプション売り
3営業日連続で下落追加オプション売り
4営業日連続で下落追加オプション売り

5営業日連続で下落することってあんまりないので4営業日想定で基本動いています。それでも5営業日以上下落することはあるので、デルタはマイナスを維持してオプション調整です。

想定レンジの最安値が27500円なので、24000円~22000円のプットオプションを売ります。最も資金が多い方はもう少しATMに寄せても構いません。筆者は26000円とか27000円で売るときがありますが、運用資本が2000万を超えていることが理由です。

運用資本に応じてオプションの建値は微妙に変化することがありますが、面倒臭い人は想定レンジの最安値から4000円~5000円を引いた価格でプットオプションを売るといいです。コールオプションの場合は想定レンジの最高値からプラス2000円~3000円の値段で行いましょう。

情報ソース

デルタの数値を確認するのは証券会社が提供しているツールを用いると1番分かりやすいです。1番オススメなのはSBI証券の先物オプション口座専用アプリです。HYPER SBIでも入っていますが、アプリの方が分かりやすいです。その他以下からも調べることができます。

日本証券取引所グループ(JPX)

メリル株式会社が提供しているBuzzBull Reportでは、デリバティブトレードに役立つ様々な情報が掲載されています。週刊3,980円でご利用可能です。会員登録などは不要ですので、相場分析に掛ける時間が勿体無いという方は時短目的でご利用ください。※2022年3月より発刊が開始されます。

【無料】デリバティブトレード・コンサルティング

対面またはZOOMを活用したオンラインでデリバティブトレードを学習したい方はBuzzBullコンサルをご利用ください。先物オプション取引に関する学習が可能で、貴方の投資経験や運用資本レベルに沿ってコンサルティングさせていただきます。但し、運用資本200万円以上が必須ですので、自身の銀行口座あるいは証券口座に200万円以上の残高があることを証明して頂きます。予めご了承ください。

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